今回は作者に寄付したらダウンロードできるCustom Shaders Patchのバージョンで追加されたRainFXをコースに反映させる方法を書いていきます。簡単にできるので是非試してみてください!
CSPの寄付バージョンについては以前の記事から
RainFXとは
アセットコルサのModの1つであるCustom Shaders Patchのlights-patch-v0.1.62-preview15(正確じゃないかも?)から追加された機能です。路面のマテリアルを指定することでリアルなウエット路面をゲーム内で再現できます。
適用していない路面と比べると一目瞭然。
チュートリアル1【Extensionファイル】
RainFXを追加したいコースのExtensionファイルを見つけます。以下のいずれかにiniファイルがあります。ない場合はext_config.iniを作成してコース名\extension内に入れてください。
- assettocorsa\extension\config\tracks\loaded\コース名.ini
- assettocorsa\extension\config\tracks\コース名.ini
- assettocorsa\content\tracks\コース名\extension\ext_config.ini
チュートリアル2【マテリアルの記述】
ゲームを起動してコースに入っての作業です。
1.まずメニューからObject Inspectorを起動してください。
2.Altを押しながらオブジェクトを左クリックするとそのオブジェクトがハイライトされます。
3.目標のオブジェクト(ここでは路面)をハイライトし、Object InspectorにあるMaterialの欄(名前)をクリックしてください。クリップボードにコピーされます。
4.コピーしたマテリアル名を.iniにペーストしていきます。
5.ファイルを保存すると、すぐにゲーム内の効果を確認できます。
[RAIN_FX]
PUDDLES_MATERIALS =路面を指定。水たまりが生成される。
SOAKING_MATERIALS =指定したマテリアルが70%暗くなる。(通常は35%)
SMOOTH_MATERIALS =ガラスの破片、車、滑らかな金属などを指定。まったく暗くならず、雨滴がその上に降りそうなもの。
ROUGH_MATERIALS = 反射がなく、著しく光沢がなく、濡れると暗くなる。
LINES_MATERIALS =白線などのペイントラインを指定。視覚的な効果はないが、物理特性に少し影響する(かなり滑りやすくなる)。
LINES_FILTER_MATERIALS =LINES_MATERIALSに似ていますが、テクスチャの一部の明るい領域のみをフィルターで除外する。あまり使わないと思われる。
RELIEF_MATERIALS =現時点では使われない。
・XXX_MATERIALSのそれぞれはXXX__MESHESとしても使える。
・縁石はPUDDLES_MATERIALSとして定義する。現時点では道路であると想定していくつかのことを行うため、道路のみにPUDDLES_MATERIALSを保持することをお勧めします。
→縁石は指定しなくてよい?縁石もPUDDLES_MATERIALSとして定義して下さい。
・SOAKING_MATERIALSの例として、布の屋根があります。
・砂の表面については、ROUGH_MATERIALSまたはSOAKING_SURFACESのいずれかとして定義できます。
・Rain FXマテリアル/メッシュとしてタイヤ痕を定義する必要はありません。
・同時に設定ファイルを操作できるように、ウィンドウモードがお勧めです。
・参照が必要な場合は、ks_nordschleife、spa、ks_highlandsなどが良い例です。→一度configを見ながらコ―スを見回ることをした方が理解が早いと思います。
[RAIN_FX] PUDDLES_MATERIALS = ... SOAKING_MATERIALS = ... SMOOTH_MATERIALS = ... ROUGH_MATERIALS = ... LINES_MATERIALS = ... LINES_FILTER_MATERIALS = ...
チュートリアル3【雨が滴る表現】
雨が滴るはずのところからエッジまたはポイントを定義します。座標もコピペできます。
STREAM_EDGE_... = -1207, 39, -1750, -1173.6, 39.5, -1750.2 ; x1,y1,z1 , x2,y2,z2 STREAM_POINT_... = -1232.69, 38.48, -1411.69 ; x,y,z
雨量の調節
メニューからWeatherFX Debugを起動して、Rain debugをクリックすると以下のような画面になります。
Rain: 雨量
Wetness: 路面の濡れ具合?
Water: 水たまりの大きさ?
Linkedにチェックを入れると雨量を調節するだけでいい感じにしてくれます。
まとめ
簡単に書くと、
1.Object Inspectorでマテリアル名をコピー
2.適切な欄にペーストして定義する
の繰り返しです。簡単にリアルなウエット路面が作れてしまうので皆さんもやってみてください!
今回は以上です。
チュートリアルの参考:
コメント
CSP有料版にして雨が降るようになりましたが、タイヤのグリップ力が晴れのときと同じです。
現状は見た目だけでしょうか?
CMの「ドライブ」画面の「Use extended physics」にチェックをいれてください。
ありがとうございます
いままで雨粒の描画がされていましたが、先日のCSPのアップデートの後、雨粒の描画がされなくなりました。
対応策があればご教示していただけると幸いです。
こんにちは。CSPv0.1.79-preview5、Sol2.2.2を使用していますが、雨粒の描画に問題はありませんでした。
CSPの最新版の再インストールを試してみてください。
早速の返信ありがとうございます。
試してみます!